平成25年3月福岡県の診療所火災事故は、鉄筋コンクリート地上4階、地下1階建てを全焼し、死者10人、負傷者5人の犠牲者を出す惨事となったことはまだ記憶に新しいものです。被害拡大の要因は温度ヒューズ又は熱感知器、煙感知器と連動する防火設備が建物の7カ所に設置されていましたが、いずれも作動しなかったという問題が明らかになりました。
定期報告の対象とする建築物は、避難上の安全を確保する観点から、以下の方針で定めることとする。
①不特定多数の者が利用する建築物
②高齢者等の自力避難困難者が就寝用途で利用する建築物